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きらりOnlineShoping

組合員活動
 カニ・塩干物 
(香美町香住:マルニ竹内商店)
根強い人気の香住鮮魚パック

 マルニ竹内商店三代目の竹内隆弘さんとのお付き合いは、17〜18年位前から。都市生活が無添加の干魚の生産者を探している時、紹介されたそうです。生協連合会きらりを結成する前は、ハタハタ・カレイ・ニギス・イカ・甘エビなどを箱入りで取り組んでいました。今は水揚げが減少し、取り扱う種類も少なくなり、大変気になるところですが、消費材としては小さい規格になり、個人でも利用しやすくなっています。また、香住鮮魚パックはどれもお刺身で味わえる鮮度の良さ。いながらにして日本海の海の幸を味わえる逸品ぞろいで今も根強い人気です。



大震災でお世話になりました
 あの阪神大震災の前の日、100以上の鮮魚パックをセットして都市生活のために神戸の卸売市場に出荷を終えてヤレヤレと思っていたところ、朝のTVで目にしたのは、神戸の震災の報道。どれほど驚いたことか・・・と。運送会社に連絡して無事だというので、やっとのことで戻してもらった鮮魚パックは、手元に届いた時には1週間も経っていて、それでも半分くらいは無事で干物にしたそうです。
傷んだカニは、カニガラを竹内さんのお母さんが畑の肥料にと埋めて無駄にはされなかったとか。中でもまだセコガニがまだ生きていて驚いたそうです。そんな生命力のある鮮度の良い鮮魚パックを届けてもらっていたのですね。
 震災の年の夏には、組合員を「リフレッシュステイ」として受け入れていただきました。97年1月には、島根県沖でナホトカ号重油流出事故が起き漂着した重油が広く日本海を汚染しました。すぐ職員が状況把握に現地に赴き、香住の魚は大丈夫だから利用することが支援だと呼びかけたりしたものです。その後、組合員にも呼びかけ、重油除去のボランティアにも参加しました。

守りたい海の資源
 香住の魚は年を追うごとに減少しており、人気だった紅切りガニやカニ身などは生協連合会きらりを結成してから1年目には取り組めなくなり、ギフトすら扱えなくなりました。
 干物はいわば塩をして干すだけのシンプルなものですが、それだけに塩加減と乾燥の時間・温度で仕上がりが微妙に違ってきてしまいます。そこは長年培われた職人技が発揮されるところ。その技が私たちの子どもや孫の代にも受け継がれ、竹内さんのおいしい干物や、鮮度の良い海産物など香住の海の幸がいつまでも楽しめるように、海の環境を整えて、海の資源がまだ豊かになるようにしていかなければなりません。
<機関紙「都市生活」2007年1月22日発行 第153号から転載>
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