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組合員活動
 バランゴンバナナ 
(ATJ:オルタートレードジャパン)
バランゴンバナナの取り扱い

 私たちが食べているバランゴンバナナは、関東を中心とする生活クラブ生協、九州のグリーンコープが最初に取り扱い始めました。
 生活クラブ都市生活では大阪事業連(都市生活も加盟していた関西生協連合会の前身)の紹介を受けて、1994年10月から消費材として取り扱い始めました。はじめに取り扱った生協では50種くらいあるバナナの品種から甘く日本人の口にあう品種のバランゴンバナナを選び組合員に供給することに決めましたが、バナナを生産すること、輸入ということを含む流通の問題点を克服してやっとできたバランゴンバナナでした。

バナナの産地フィリピンへのはじめての組合員訪問
1997年に初めて組合員が訪問。交流の始まりです。

 ネグロス島のバランゴンバナナは無農薬バナナと言うだけではなく、砂糖が暴落し(※)生活ができなくなった、ネグロス島の人々の自立のかかった、重要な位置を占めるサトウキビにかわるバナナでした。
(※)ネグロス島では砂糖の原料であるサトウキビを植えて生活していました。サトウキビはあいている土地がないくらい見渡す限り植えられています。

バナナのむこうに見えるもの
 都市生活では1997年、はじめて組合員がネグロス島を訪問しました。当時はまだ治安が悪く、バナナ畑w歩いていると銃を担いだ兵士に出会うかもしれないという状況下での訪問でした。
バナナ畑→バナナ農家→集荷場→事務局などバナナを取り巻く環境を見学しました。
 都市生活からの最初の訪問者は前川理事長(当時)、これまでに6人が現地を訪問しました。
バランゴンバナナ画像ネグロスから帰国後、バナナの報告会を数ヶ所で開き、組合員に「バナナnむこうに見えるもの」と題して講演会を行いました。安全なバナナというだけでなく、バナナ農家の自立という、もう一つの意味があることを理解し、バナナを食べる重要性を出席者とともに共有しました。その後、より一層のバナナの理解を深めるため、ATJの堀田正彦さん招いて学習会を行いました。民衆交易、キャベンディッシュバナナ(私たちが市場で見かけるバナナ)のプランテーション、バナナ農民の自立など多くのことを学ぶ機会となり、私たちの活動の幅が広がりました。

そして今
 ATJの取り組みは大きく広がり、環境に負荷を与えないインドネシアのエビの養殖に取り組み、私たちはそのエビも消費材として取り扱うようになりました。さらに東ティモールのコーヒーへと、ATJを通してアジアを考えるきっかけになっています。消費者である私たちは、これらの材を買い続けることでこの活動に参加できます。


バランゴンバナナの集荷画像
青々としたバナナがトラックで運ばれます
<機関紙「都市生活」2006年7月17日発行 第147号から転載>