福岡自然農園は愛媛県伊予市大平の急斜面の山々の重なる地形にあり、みかんを落とせば麓まで一気に転がりるような所で、かんきつ類を中心に栽培しています。都市生活と取引が始まったのは1980年から。はじめは所在地名から大平自然農園ともいっていました。
取引に至ったきっかけは「西宮共同購入会」当時の職員が自主研修で訪れたことからでした。というのも創始者の福岡正信さんは世界的にも有名な自然農法かで、当時から有機農業を目指す若者たちの憧れの人でもありました。「わら一本の革命」など著書も多く、現在の代表の福岡雅人さんのお父さんでもあります。今でも日本の内外と問わず研修を希望する若者が訪れています。最近でも正信さんは荒地に植物を根付かせる、粘土団子（様々な種子を粘土の中に丸め込む）の方法で、海外の環境破壊の進んだ土地の回復に寄与されています。
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レモンの木の前で輝く笑顔の皆さん
消費材の取り組み
初めはみかん15�組◆�甘夏柑10�舛妊好拭璽箸靴泙靴拭Ｅ�時は班で分け合っていました。市販のみかんに比べ、見かけは良くないですが、酸味と風味のしっかりした味にファンが多い消費材の一つです。毎年福岡さんの農薬を使わない夏みかんで、皮も身も使ったマーマレード作りが年中行事になっている組合員も少なくありません。
84年から国産の香り豊かなキウイを組合員は口にすることが出来るようになり、以降ジャムやジュース・銀杏・干し椎茸と取り扱いが増えました。忘れてはならないのが登録米です。文字通り手作り、八十八手の作業をした米（余談ですが米という字は八十八手間からきています）で、組合員が稲刈りのお手伝いに行ったこともあります。
子ども自然農法体験交流み
2000年度から３回連続で、組合員が大型バスで夏休みに１泊で訪問しました。みかん山まで小型のトラックなどに分乗して頂上まで行くのですが、急斜面の迫力にみんながビックリ、子どもたちは大喜びの体験でした。みかんの根元に穴を作り潜むゴマダラカミキリの幼虫（天牛といいます）を針金で捕獲するという作業も体験し、薬に頼らない農業の苦労を実感しました。みかんの木に活力を与えるという方法も実際に目にすることができました。 |
