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組合員活動
 玉ねぎ、登録野菜セット 
(淡路島北尼万:愛農会)
西宮共同購入会からのおつきあいが今も

 愛農会は、玉ねぎ、レタス、人参、白菜、大根、にんにく、ほうれん草、キャベツ他や、登録野菜セット(ファミリーセット・ミニセット)の生産者。
 都市生活の前身、西宮協同購入会時代からの26年以上のお付き合いです。化学肥料全盛の時代に、淡路島南部の北阿萬(きたあま)農協(当時)青年部に協同購入会のメンバーから、無農薬野菜を作って欲しいとの強い要望を受け、取り組み始めたのがきっかけです。けれども無農薬栽培のあまりの難しさに、20人前後いたメンバーはどんどん抜けていき、現在6人だけが残り、生産者グループ「愛農会」の結成となりました。私たちの先輩組合員は、作ってというだけでなく、よく淡路まで出かけていって援農もされたようです。「レースのような菜っ葉やキャベツが届いたわ」と思い出話として聞きますが、今のお付き合いは、そうした先輩組合員のおかげですね。

玉ねぎの収穫風景
   田植え間近かな畑の中で、
             私たちが待ってくれた玉ねぎたち


 また、淡路は玉ねぎの産地。その収穫のため、明石海峡大橋がない頃でしたから、一泊でバスを仕立ててフェリーで援農に行っていた時期もありました。そして愛農会の無農薬玉ねぎ全量を都市生活で食べる取り組みもしています。
 生協になった初期の頃は、西宮支部まつりで毎年阪神久寿川駅近くにあった都市生活西宮センターにお餅つきをしに来てくださったとか。またそのセンターには、班に配達するために野菜の仕分けにも組合員が順番に出かけていきました。

野菜セット一例
登録野菜セットの一例(夏野菜)

食べることと作ること
信頼関係が育んだ滋味豊かな野菜


 愛農会は、無農薬栽培のため虫害などで収穫がゼロになって私たちに迷惑をかけないように、一品目を複数の生産者が栽培し、また時期を少しずらして少量ずつ作る等の工夫もされていました。それでも台風に見舞われてしまって、届く野菜が何もないという時もありました。今日のおかずにと待っていた私たちはがっかりしましたが、野菜を出せない愛農会の方たちはもっとがっかりされていたでしょうね。

 私たちの要望に沿って50品目も作ってこられたたいへんさは並大抵のことではなかったと思います。それでも愛農会が続けてこられたのは、「形が悪かったり、レース状の野菜でも都市生活の組合員さんが食べ続けてくれたからやで」。有機堆肥で土ができ、作り方のノウハウも分ってきて、今はきれいで立派な、滋味豊かな野菜が届きます。
 毎年、愛農会には、いろんな支部、組合員が、畑を、田んぼを、訪れています。生産者と消費者が信頼関係で結ばれている都市生活のシンボルのような存在といえますね。


愛農会のみなさん画像
「自分の畑に来るつもりでおいで」と言ってくださる
愛農会のみなさん
<機関紙「都市生活」2006年4月17日発行 第144号から転載>