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投稿者: matui 投稿日時: 2004-6-3 13:34:42 (1899 ヒット)





「傷痕に咲いた花」邦訳出版記念 
金芝河 講演会

東北アジアから未来へのメッセージ
−市民・女性・生命・平和−
金芝河(キム・ジハ)さんは韓国を代表する詩人・思想家です。1974年に体制批判の執筆活動で死刑判決を受け、サルトルや大江健三郎、鶴見俊輔をはじめとする世界的な救命活動で1981年に釈放されました。
金芝河さんは獄苦の後遺症による精神と肉体の苦痛を乗り越え、韓国の激しい民主化運動やソ連をはじめとする社会主義国家の消滅、アメリカ一国による世界支配と資本主義の暴走を直視しながら、新たな文明観=生命運動を東北アジア(韓国・日本・中国)発で発信し続けています。
2004年2月、「市民・女性・生命・平和」をキーワードにした著作集『傷痕に咲いた花』の邦訳が世に出ました。翻訳者の金丙鎭(キム・ピョンジン)さんを得て、この著作集は一層の輝きあるものになっています。
競争原理による経済のグローバリゼーションによって、「生きる」「暮らす」「働く」という人間が自立して存在し続けるための根本基盤が崩壊の危機に瀕しています。日本でも韓国でも食の自給の砦である生産基盤(生産者、土地、農法、種)は衰退し、地域社会や文化まで消滅しかねない状況になっています。
競争原理が席巻する社会にあって、私たちはともすれば世界観、価値観の喪失感に襲われ、根無し草のような感覚を覚えてしまいます。このような時代にあって、私たちはどのように未来に向かって積極的に人間らしく生きていくことができるのでしょうか。未来に希望を抱くことは、何によって可能になるのでしょうか。
この問いに対して、真正面から考え抜いてきた同時代人・金芝河さんの言葉を、皆様と一緒に聴く機会を設けることができました。
皆様のご参加を心からお待ちいたしております。
 金芝河講演会
² 翻訳者挨拶…翻訳者 金丙鎭
² 地域自立の経済について…中村尚司(龍谷大学教授)…予定
² 東北アジアから未来へのメッセージ−市民・女性・生命・平和−
…金芝河(通訳:金丙鎭)
Ø 開催日時:2004年7月10日(土)1:30〜4:30pm(1:15 pm開場)
Ø 開催場所:ビッグアイ(国際障害者交流センター)多目的ホール
  泉北高速鉄道「泉ヶ丘」駅下車すぐ
Ø 講演会入場券:1,000円
Ø 主催:生活協同組合連合会きらり(生協エスコープ大阪、生協都市生活、桃山学院大学生協)

金芝河 キム・ジハ
1941年に韓国全羅南道木浦市に生まれる。中学時代から詩作を始め、ソウル大学校美学科に入学。4.19学生革命に参加。以降も学生運動を主導し逮捕拘束。結核を病みながら1970年に「五賊」を発表し投獄される。その後の執筆活動などで74年に死刑判決を受ける。81年に世界的な救命運動によって釈放され、「ロータス特別賞」「クライスキー人権賞」「偉大な詩人賞」を受賞。82年ころから生活運動、環境運動、消費者共同体運動に関心を示し始める。獄苦の後遺症の閉所恐怖症から来る精神の病に侵されながら、91年には軍事独裁反対運動で相次ぐ自殺にたいして「死の礼賛を中止せよ!」との宣言を発した。その後も詩作以外に随筆や談論集を次々に発表。環境重視、地域自治などを提唱するサルリム(生命)運動や、東アジアの伝統を見直す活動も積極的に行っている。
金丙鎭 キム・ピョンジン
 1955年に神戸で生まれ、北野高校から韓国延世大学へ。大学院在学中に韓国国軍保安司令部に拘束され、強制勤務を課せられる。86年に日本に逃れ、88年に保安司令部を告発した「保安司」を出版するが、軍事機密保護法違反に問われパスポート発給停止となった。96年から生協エスコープ大阪の「ふれあい共生塾・ハングル講座」講師に。真摯にハングルを学ぶ日本人に接し、日韓市民交流や日韓生協間連帯の橋渡しをする中で、市民社会への展望を自らのものにする。00年に講座塾生や生協組合員の署名などによりパスポート発給停止処分が解除される。金芝河さんとは大学在学中から知己を得ていたが、98年に初来日以来03年10月の京都に至るまで、金芝河講演会の全通訳を行う。著書に「保安司」「同胞よ!」(いずれも晩聲社)がある。
生協連合会きらりと韓国の生協
 生協エスコープ大阪が96年に開始した「ふれあい共生塾・ハングル講座」が、初期の目的どおり日韓市民交流や文化交流を豊かに展開する契機となった。98年にはソウル市立国楽管弦楽団日本初演を大阪狭山市で満員の聴衆を集めて開催し、以降も韓国舞踏公演や障害者交流など多彩に開催している。
98年の金芝河さん初来日大阪講演では、ふれあい共生塾塾生を中心に生協組合員が企画実現に役割を果たしたことが金芝河さんと生協の最初の出会いとなった。以降も来日時や訪韓時に度々お会いする機会を得てきた。
00年の金丙鎭さんの処分解除が日韓双方のマスコミに大きく取り上げられ、韓国の生協が生協エスコープ大阪を訪れるようになった。その生協間交流は生協連合会きらりに引き継がれ、組合員相互訪問、唐辛子の民衆交易や「食の自給・日韓シンポジウム」開催などを行っている


投稿者: matui 投稿日時: 2004-5-31 13:30:45 (1562 ヒット)

廃棄物会計2001報告会・関西 

日時:2004年7月7日(水)午前10時
場所:大阪NPOプラザ
講師:鈴木直人さん(資源循環・環境ビジョン研究所)
主催:びん再使用ネットワーク
協賛:容器包装リサイクル法改正を求める関西ネットワーク


投稿者: matui 投稿日時: 2004-5-8 12:59:13 (1855 ヒット)












































食の自給・日韓シンポジウム
生活協同組合連合会きらり

開催趣旨

 自給率 日本40% 韓国30%。その中で、両国にとって唯一の自給作物であったお米。日本では、1995年にウルグアイラウンド合意によるミニマムマクセスの受け入れに伴い、40万トンの米の輸入が決定され、現行の80万トンまで段階的に引き上げられています。
 貿易のグローバル化・自由化推進を目指すWTO体制の下、様々な歪みが生まれています。日本では、稲作耕作地の4割が減反対象となり、放棄田が随所で見られるようになっています。農耕文化によって育まれてきた生活の知恵が失われていく中で、農業後継者不足は年々深刻な状況となっています。他方では、中国から輸入されてくる安価な農産物の氾濫。食べ物の価値が「安価」な消費傾向となる今の社会状況。いのちの基本となる食べ物の価値が、「安価」で評価されるのではなく、生産現場で暮らす人々や消費地で暮らすひとびとに与える安心感として物に込められた想いが「物の価値」として理解される運動が求められています。
 高齢化する生産現場で省力化に貢献するという名目で研究・開発が進められる遺伝子組み換え作物。遺伝子組み換え作物が、周囲にもたらす汚染への危機感がいっそう深刻な状態となっていますが、一般的に広く知られる状況にはなっていません。
 「食の自給」を生協運動の柱として、消費者・生産者が一体となって取り組んできた提携産直運動。「食の自給」は、地産地消の見直し運動として、生協での取り組み強化は勿論のこと、未来を担う子供達の学校給食にも積極的に働きかけていかなければなりません。
 「食の自給」に取り組む際に、特に気をつけなければならないことに、「不安」が導くナショナリズムになってはならないと言う事です。私達は、民衆交易を通し、フィリピン・韓国など有機農業に取り組む生産者や有機農業を支援する消費者との出会い、そして交流を重ねています。
 韓国では、1995年から10年間のミニマムアクセス特別猶予期間の終わりを前に、2004年には改めてお米自由化の交渉が開始されるとお聞きしています。日本で経験してきた減反政策と同じ状況が、まもなく韓国でも始まろうとしています。
 アレルギ−に悩む人口は、年々増加の一途にあります。発症年齢は、乳幼児から高齢者まで広い層に及んでいます。食の欧米化から、お米を中心にした食文化の復興・伝統食の見直しが求められ、私達はその運動の推進者として、多様な取り組みが求められています。
 今回、国を超えて「食の自給」に取り組む日韓生協運動の連帯を目指し、民衆交易で交流が始った韓国の生協(農都生協・原州協同運動協議会・われら農村生かす運動本部)の皆様をお迎えして、韓国で取り組まれている「食の自給」について学び意見交換する「食の自給」日韓シンポジウムを開催します。

開催要領

日時 2004年7月3日(土)午前10時〜午後3時30分
場所 天満研修センター(大阪市北区錦町2丁目21番地)
内容
 午前の部
  報告?「アジアの有機農業と自給」 
       橋本慎司さん(IFOAM=国際有機農業運動連盟アジア理事)
     ?「エスコープから始まった民衆交易・赤とうがらし」
       車興道牧師(農都生協理事長)
 午後の部
  基調講演 「韓国の食文化」 
       康英林さん(ソウル柳漢大学食品栄養学科)
  パネルディスカッション「韓国の自給運動に学ぶ」
   コーディネーター 
       橋本紀子さん(NPOグリーンコンシューマー大阪ネットワークたかつき代表、子どもの食教育研究会代表、高槻市議)
   パネリスト
       康英林さん
       イ・ヒョンジュさん(原州協同運動協議会)
       キム・ジョンイさん(われら農村生かす運動本部)
       奥万里子(生協連合会きらり)
主催 生活協同組合連合会きらり
参加費 無料








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