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第5回 1997年 岐阜県岐阜市

一般演題 102題
参加者

特別講演I「とけあう」

徳永進医師 鳥取赤十字病院
司会 熊崎多冨美ナース 岐阜県看護協会

特別講演II「生と死とユーモア」

アルフォンス・デーケン教授 上智大学
司会 森俊治薬剤師 県薬剤師会

シンポジウムI 「がん医療におけるインフォームド・コンセント」

シンポジスト
大下大圓 宗教家 ビハーラ飛騨
加藤芳明 フォト・エッセイスト 患者の権利法を作る会
高木宏明 諏訪中央病院地域ケア室・老人保健施設やすらぎの丘
辻本好子 医療人権センター・COML
野村和子 ナース 大垣市民病院
司会
安藤喬医師 安藤内科

シンポジウムII「痴呆性老人のケアとコミュにケーション」

シンポジスト
石橋典子 エスポアール出雲クリニック
川口和子 高齢者総合福祉施設至誠ホーム
田部井康夫 デイセンターみさと・社団法人呆け老人をかかえる家族の会
平林幹司 平林クリニック
司会
藤本直規 滋賀県立成人病センター老年神経内科

特別セッション「岐阜県のホスピス運動」

報告者
小川真理子 ビハーラ飛騨
片桐多恵子 岐阜生と死を考える会
蒲池和子 飛騨医療福祉ボランテイアの会
神山純子 ぎふホスピス運動をすすめる会
田中良 エイズサポートぎふ

徹底討論会 「安楽死、尊厳死、リビング・ウイル」

基調講演講師
成田薫弁護士 日本尊厳死協会
話題提供
青木仁子 東海尊厳死協会
篠田暢之 スーパーバイザー
西村文夫医師 終末期を考える市民の会
二ノ坂保喜医師 福岡レットミーデイサイドの会

第1回看護部会 「とれていますか?コミュニケーション」

コーデイネーター 黒田裕子ナース


 1997年6月21、22日の両日、夏を思わせる快晴の下で第5回日本ホスピス・在宅ケア研究会岐阜大会が開かれました。

参加者は総勢2422名、岐阜県内1663名、全国から759名でした。職種は一般市民731名(31%)、医療福祉関係者1403名(58%)、学生288名(12%)であり、まさに市民と専門職のつどいとなりました。また、ボランティア・実行委員も400名近くが参加し、会運営の労をとってくれました。

 第一日目の主な企画はシンポジウム「がん医療におけるインフォームドコンセント」でした。医師・看護婦・市民・市民運動家が、肩の凝らない語り口で自由闊達に意見を交換しました。今回は告知の是非論から一歩抜け出て、適切な医療情報の伝達方法、態度や医療者の心構えについて議論されました。

徳永進さんの特別講演はさながら歌とハーモニカに彩られたトークショーでした。徳永さんの暖かく鋭い観察眼から導きだされた事例の一つ一つに聴衆は共感し感動しともに笑いました。徳永さんは医療は医療者ではなく患者の思いから始まるのだ、ということを強調したかったのでしょう。

 第2日目には朝8時から夕刻まで「安楽死・尊厳死・リビングウィル」についての徹底討論が行われました。日本尊厳死協会、終末期を考える市民の会、レットミーディサイド運動といったこの分野の先達やパイオニアが一堂に会して議論するのは恐らく本邦初です。フロアーの僧侶や市民、看護婦からも率直な疑問や意見が出され、熱心な参加者で終始満席状態でした。

 午後にはメイン会場で「痴呆性老人のケアとコミュニケーション」のシンポジウムが開かれました。医療者の視点から抜け落ちがちな老人性痴呆について再考するよい機会となりました。

 締めくくりに、アルフォンス・デーケンさんの記念講演「生と死とユーモア」を聞くことができました。いつもながらの暖かいユーモアに満ちた講演は聞く者の気持ちをすがすがしく洗い流してくれました。

 一般演題も約120題が集まり、二日間活発な議論がなされました。

 二日間で参加費4千円(市民2千円)と、映画一、二本分の料金で大会を運営しなければならないため、岐阜実行委員会、ボランティアの皆様には大変なご苦労をおかけしたことと思います。また、全てボランティアワークに基づくため、参加者の皆様には様々な不都合や失礼もあったことでしょう。今までの経験をもとに、山梨、岡山とさらに素晴らしい「広場」を提供したいと念じています。

 参加者の皆様、岐阜事務局の皆様ありがとうございました。


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